リートデュオ終演

シェア奥沢クラシックサロン《黒田大介 x 冨平恭平リートデュオ》終演致しました。

この様な時期にも拘らずご来場頂いた皆様に心より御礼申し上げます。

トミーの素晴らしいリートデビューに心からの拍手と感謝を贈りたいです。普段お互いオペラハウスで仕事をしていますが、歌とピアノの為に書かれたドイツリート(ドイツ歌曲)の濃密な世界を共に作り上げる事ができたのはお互いにとっても非常に大きな収穫でした。ちょうど11日まで新国立劇場のダブルビル公演があったので、舞台稽古の後や終演後に作り上げる事ができました。

 

ドイツ歌曲は定期的に歌っていきたいものではあるのですが、芸術家としての喜びはあっても収入に結びつかないのが難しい問題でなかなか開催に踏み切れないのですが、今回シェア奥沢のオーナー様と企画を担当されている朝倉晴彦様のお誘いにより実現致しました。多大なるバックアップを有難うございました。配信のために映像収録も行いましたが配信日は未定です。

 

また1917年製のニューヨークスタインウェイの音色も美しく、ピアノ・ソロ向きの楽器とあって反響板を閉めての演奏会となりました。広いホールで響きを堪能してみたい楽器ですね。

 

ドイツ歌曲ともしばしのお別れ。本日から新国立劇場5月公演《ドン・カルロ》音楽稽古がスタートします。気持ちを切り替えて頑張ります。有難うございました。